「収納用品を買い揃えたいけれど、何から選べばいいかわからない」「せっかくなら長く使えるものを」
――そんな時に頼りになるのが、無印良品の収納アイテムです。
飽きのこないシンプルな佇まい、サイズの細やかな展開、年月を重ねても買い足せる安心感。
無印の収納は、暮らしを少しずつ整えていく日々の伴走者になってくれます。
このガイドでは、玄関からクローゼットまで、場所別・目的別に「ほどよく整う」収納アイテムをまとめました。
なぜ無印の収納が「ほどよく整う」のか
無印良品の収納が、長く選ばれ続けるのには理由があります。
派手さはないけれど、使うほどに「これでよかった」と思える。
そんな静かな信頼感が、暮らしの中に積み重なっていくのだと思います。
統一感のあるデザイン
白、グレー、透明、ナチュラル素材。無印の収納アイテムは、色と素材のトーンが一本筋で通っています。
リビングに置いても、クローゼットの中に収めても、空間の印象を乱さない。
少しずつ買い足していくうちに、気づけば部屋全体に静かな統一感が生まれています。
細やかなサイズ展開
同じシリーズの中に、複数のサイズと形が揃っているのも選びやすさの理由のひとつ。
引き出しの奥行き、棚の高さ、クローゼットの幅。
それぞれの「ぴったり」が見つかりやすく、収納の中にきれいに収まる、いわゆるシンデレラフィットが起きやすい設計になっています。
長く使える定番性
10年以上続くロングセラー商品が多く、廃番になりにくいのも無印らしいところ。
数年後に同じアイテムを買い足したいと思ったとき、まだ同じものが店頭に並んでいる。
その安心感は、暮らしをゆっくり整えていきたい人にとって、思いのほか大切なことだと感じます。
暮らしに馴染む素材感
ポリプロピレン、ラタン、木、ポリエステル麻など、素材の選択肢が幅広いのも特徴です。
水まわりには拭きやすいプラスチック、リビングには温もりのあるラタンや木素材。
用途と空間に合わせてゆるやかに選べて、どれも主張しすぎず、日々の暮らしにそっと溶け込んでいきます。
場所別おすすめ収納アイテム
玄関を整える
玄関は、家の中でいちばん最初に目に入る場所。 帰宅したとき、ふっと肩の力が抜けるような入り口にしたい。
そう思いながらも、鍵の置き場所が定まらなかったり、脱いだ上着が椅子の背もたれに積み重なっていたり。
玄関の「ちょっとした乱れ」は、意外と毎日の気分に影響するものです。
重なるラタン長方形バスケット
鍵やマスク、よく使う小物の「定位置」をつくるのに向いているアイテム。
ラタン素材の自然な風合いが、玄関先に柔らかな表情を添えてくれます。
棚の上やシューズボックスの天板に置いても圧迫感がなく、帰宅したらすぐ鍵を投げ込む、ただそれだけの習慣が続きやすくなります。
積み重ねられるので、季節ごとのストックを重ねて管理することも。
ポリプロピレン小物収納ケース
印鑑や替えの鍵、ボールペンなど、「あるはずなのに見つからない」ものたちの居場所に。
引き出しタイプは中身が見えにくく、玄関まわりをすっきりと見せてくれます。
シューズボックスの引き出し内に収めれば、来客時も気になりません。
素材はポリプロピレンで軽く、拭き掃除もしやすい。
ステンレスワイヤーバスケット
帰ってすぐ脱いだ上着を、そのままソファに置いてしまう。
そんな習慣をゆるやかに変えてくれるのが、このバスケットです。
ワイヤー素材で通気性があり、一時置きしてもにおいがこもりにくいのが助かります。
玄関の隅にさりげなく置くだけで、「ここに掛ける」という動線が自然に生まれます。
シルバーの質感が、白やグレーの壁にもなじみやすい。
玄関に「定位置」が生まれると、帰宅の動作がすこしだけ軽くなります。
毎日繰り返す小さな場所だからこそ、ほどよく整えておくことが、暮らし全体のリズムを整えることにつながるのかもしれません。
リビングを整える

家族が集まり、くつろぎ、ときに仕事もする。リビングは、一日の中でいちばん多くの「役割」を担う部屋です。
だからこそ、物が集まりやすく、気づけば雑然としてしまいがち。
整えるとしたら、「全部見せない」でも「全部隠す」でもなく、隠す収納と見せる収納をほどよく組み合わせることが、長続きするコツだと思います。
スタッキングシェルフ
リビング収納の基点になるのが、このシェルフです。
棚の高さや幅を組み合わせて自分の部屋に合わせられる設計で、マンションの限られたスペースにも対応しやすい。
何を置くかによって「見せる棚」にも「隠す棚」にもなる、使い方次第で表情が変わる収納家具です。
無印の他のアイテムとサイズが合わせやすいので、少しずつ中身を整えていけるのも助かります。
ポリプロピレンファイルボックス
届いた郵便物、取扱説明書、子どものプリント。
気づくと積み上がってしまう書類類を、立てて管理できるのがファイルボックスの役割です。
半透明の素材で中身がうっすら確認でき、取り出しやすい。
シェルフの棚に並べると、それだけでリビングの印象がすっきりします。
雑誌をまとめて立てておくのにも向いていて、「とりあえず」の一時置きにも使えます。
ポリエステル麻ソフトボックス
リモコン、充電ケーブル、眼鏡ケース。
見せたくはないけれど、すぐ手が届く場所に置いておきたい小物たちの定位置に。
ポリエステル麻の素材は柔らかく、棚の中に収めても圧迫感がありません。
フタなしタイプなら出し入れのストレスも少なく、隠す収納でありながら使い勝手を損ないません。
色はオフホワイト系で、どんな棚の中にも自然になじみます。
木製小物収納
文房具など、細々したものの住所をつくるのに向いています。
仕切りがあるので「なんとなく入れる」ではなく、ボールペン、ハサミ、メモ帳とそれぞれの場所が自然と決まってくる。
木の質感がリビングに温もりを添えてくれるので、棚の上に出しておいても見苦しくならない。
隠すより、さりげなく「見せる」側に置きたいアイテムです。
ラタン長方形バスケット
ブランケットやクッションカバーなど、布もののざっくり収納に。
ラタンの編み目から中身がすこし透けて見える感じが、「整っているのに生活感がある」という絶妙なバランスをつくってくれます。
床置きでも、棚の上でも様になる。見せる収納として機能しながら、部屋に自然な抜け感を生んでくれます。
リビングを整えるとき、「全部きれいに隠さなければ」と思うと、かえって使いにくくなることがあります。
日常的に触れるものは取り出しやすく、目に入ると落ち着かないものはそっと隠す。
その線引きをゆるやかに持っておくと、暮らしの景色は少しずつ、ととのっていきます。
キッチンを整える
キッチンは、毎日何度も出入りする場所。
だからこそ、少し使いにくいだけで積み重なるストレスが大きく、逆にほんの少し整えるだけで、料理の時間がぐっと軽やかになります。
引き出しの中、シンク下の収納、食品のストック管理。
この3つの場面を意識して整えていくと、キッチン全体がゆるやかに変わっていきます。
引き出しの中を整える
ポリプロピレン整理ボックス
引き出しを開けるたびに、カトラリーがばらばら。
調味料の小袋がどこかに紛れ込んでいる。そんな「引き出しの中の混沌」を静かに解消してくれるのがこのボックスです。
サイズ違いを組み合わせて引き出しの中にぴったり収められる設計で、箸、スプーン、計量スプーンとそれぞれの住所が決まると、料理の準備がひとつひとつ迷いなくなります。
半透明素材で中身がうっすら確認でき、取り出しやすさも◎。
シンク下をすっきりさせる
ポリプロピレンファイルボックス
書類整理のイメージが強いファイルボックスですが、フライパンや鍋蓋を立てて収納するのにも向いています。
シンク下の深い引き出しや扉式の収納は、重ねて入れると下のものが取り出せなくなりがち。
ファイルボックスを仕切り代わりに使うことで、フライパンを1枚ずつ立てて収められ、使いたいものをすぐ引き出せるようになります。
横並びに複数置けば、サイズ違いのフライパンも整然と管理できます。
やわらかポリエチレンケース
シンク下のもうひとつの課題が、洗剤や掃除用品、ストック食品などの「種類が多くてまとまらない問題」。
やわらかポリエチレンケースは、素材が柔らかく、棚の形や奥行きに合わせてやや融通が利くのが特徴です。
食品ストックをまとめて入れておき、「このケースに入る分だけ持つ」と決めると、買いすぎの防止にもなります。
湿気がこもりやすいシンク下でも、通気性のある素材感が安心です。
食品ストックと食器を整える
バルブ付き密閉ホーロー保存容器
乾物、粉もの、茶葉など、開封後の食品管理に。
ホーローは匂い移りがしにくく、酸や塩分にも強い素材です。
バルブ付きで密閉性が高く、湿気を嫌う食材の保存にも向いています。
白いホーローの清潔感は、棚に並べたときの景色も美しく、「見えてもいい収納」として使えます。
サイズを揃えて並べると、食品棚がぐっと落ち着いた印象になります。
アクリル仕切棚
食器棚の中で、お皿を重ねるだけでは取り出しにくい。
そんなときに段差をつくってくれるのがアクリルの仕切棚です。
棚の中に棚をつくるような感覚で、上段にカップ、下段に平皿というように収納スペースを二層に使えます。
透明素材なので圧迫感がなく、食器の色や形を邪魔しない。
ちょっとした高さの違いが、毎日の取り出しをずいぶん楽にしてくれます。
引き出し、シンク下、食品まわり。キッチンの収納は、細かく場所を分けて考えるほど、整えやすくなります。
「全部一気に」ではなく、気になる場所から少しずつ手をつけていくくらいのペースが、無理なく続くコツです。
クローゼットを整える

クローゼットは、扉を閉めてしまえば見えない場所。
だからこそ後回しになりがちで、気づくと「何がどこにあるかわからない」状態になっていることがあります。
でも、毎朝服を選ぶのがスムーズになるだけで、一日の始まりがすこし軽くなる。
クローゼットを整えることは、暮らしのリズムを整えることでもあります。
ハンガー収納と畳む収納の使い分け
クローゼットをうまく使うための基本は、「掛ける」と「畳む」を意識して分けること。
シワになりやすいジャケットやブラウス、丈のあるワンピースはハンガーへ。
Tシャツ、カットソー、デニムなど、畳んでも型崩れしにくいものはケースへ。
この線引きがあるだけで、クローゼットの中の景色が整理されていきます。
アルミハンガー
ハンガーの形や色がばらばらだと、洋服が統一されていても雑然とした印象になります。
無印のアルミハンガーは薄くてコンパクトなので、同じ幅のスペースにより多くの衣類を掛けられます。
素材が軽く、衣類への跡もつきにくい。全部を同じハンガーに揃えるだけで、クローゼットの中がひとつの景色としてまとまります。
少しずつ買い足して揃えていけばいいので、一度に全部替える必要はありません。
ポリプロピレン衣装ケース
畳む衣類の定位置として、クローゼットの下段や引き出し式スペースに収めやすいアイテムです。
サイズ展開が豊富で、クローゼットの奥行きや高さに合わせて選びやすい。
引き出しを全部開けなくても中身が確認できる半透明素材で、「あの服どこだっけ」が起きにくくなります。
衣類をたてに並べて収納すると、上から見て一目でわかる状態が保てます。
季節の入れ替えをゆるやかにする
衣替えを「大仕事」にしないためには、オフシーズンの収納場所をあらかじめ決めておくことが大切です。
取り出しにくい棚の上段や、クローゼットの奥。そういった「使いにくいスペース」こそ、季節外れの衣類の居場所として活用できます。
ポリエステル麻ソフトボックス
かさばるニットやダウン、冬物のまとめ収納に向いています。
素材が柔らかく、クローゼットの棚の形にやや合わせて置けるので、デッドスペースになりがちな棚上にも収まりやすい。
フタ付きタイプを選ぶとほこりを防げます。
「このボックスに入る分だけ持つ」と量の基準にもなり、衣類の持ちすぎを自然と抑えてくれます。
不織布仕切ケース
下着や靴下は、引き出しの中でどうしても乱れやすいカテゴリです。
不織布の仕切りケースをいくつか並べて、「ここは靴下」「ここは下着」と区切るだけで、毎朝の取り出しがぐっとスムーズになります。
素材が柔らかいので引き出しの中にすっと収まり、汚れたら丸ごと洗えるものも。
小さな区切りが、毎日の習慣を支えてくれます。
クローゼットは、完璧に整えようとすると途中で力尽きてしまいます。
「掛けるものと畳むものを分ける」「季節外れはボックスひとつにまとめる」。
そのくらいのゆるやかなルールから始めると、少しずつ、自分のペースで整っていきます。
洗面所を整える
洗面所は、朝の準備と夜のケアが重なる、一日に何度も立つ場所。
スキンケア、メイク、ストック品と、小さなアイテムが多く集まるわりに、収納スペースは限られていることがほとんどです。
使うたびに探さなくてすむように、定位置をつくっておくことが、ここでは特に効いてきます。
ポリプロピレンメイクボックス
化粧品はアイテム数が多く、形や大きさもばらばら。
引き出しや棚にそのまま並べると、すぐに取り出しにくくなります。
仕切りのあるメイクボックスに種類ごとに収めておくと、ファンデーション、リップ、アイケアと、それぞれの場所が決まって迷いがなくなります。
半透明素材で中身が確認しやすく、朝の忙しい時間でもスムーズに手が届きます。
アクリルケース
綿棒やコットン、ヘアピンなど、細かいものの収納に。
透明のアクリル素材は中身が一目でわかり、残量の確認も補充のタイミングもつかみやすい。
洗面台の上に置いても清潔感があり、「見える収納」として違和感なく馴染みます。
ポリプロピレンファイルボックス
洗面台下の扉収納は、奥行きがあるぶん物が迷子になりやすい場所です。
洗剤や歯磨き粉のストックをファイルボックスに立てて収めると、奥のものも取り出しやすくなります。
「このボックスの分だけ持つ」と決めておくと、ストックの量が自然と管理しやすくなります。
洗面所は、小さな整えが毎日の時間をつくる場所。定位置が決まるだけで、朝の準備がひとつ、軽くなります。
子ども部屋・リビングのおもちゃ収納
片付けを習慣にしてほしいと思いながら、「また出しっぱなし」と声をかける毎日。
子どもが自分で片付けられない理由のひとつは、収納が難しすぎることにあります。
細かく分類された収納より、「とりあえずここに入れればいい」という場所があるほうが、子どもにとってはずっと使いやすい。
片付けやすい仕組みをつくることが、自然と片付ける習慣につながっていきます。
ポリプロピレン頑丈収納ボックス
多少乱暴に扱っても変形しにくい、丈夫なつくりが子ども部屋向きです。
ブロック、ぬいぐるみ、車のおもちゃ。
種類を問わず「とにかく入れる」だけでいい、ざっくり収納の定番として。大きめサイズはそのまま踏み台にもなり、子どもが自分でフタを開け閉めしやすい高さに置けます。
「ここに入れれば片付け完了」というルールが、子どもにとってわかりやすい。
やわらかポリエチレンケース
軽くて持ち運びができるので、子ども自身が「持ってきて、戻す」動作をしやすいアイテムです。
プラスチックのように硬くなく、ぶつけても音が響きにくいのも助かります。
細かいおもちゃや折り紙、お絵かきセットなど、カテゴリ別に分けて並べておくと、子どもが自分でどこに何があるかを覚えやすくなります。
重なるラタン長方形バスケット
リビングに置いても違和感のない見た目が、このバスケットの強みです。
夕方までリビングで遊んでいたおもちゃを、寝る前にざっとまとめて入れる。
その一アクションで「リビングが片付く」状態になるので、親にとっても子どもにとっても負担が少ない。
かごの形が視覚的にわかりやすく、小さな子どもでも「ここに入れる」が伝わりやすいアイテムです。
収納を難しくしないこと。それが、子どもが自分で動ける仕組みの基本です。
ざっくり入れるだけでいい場所が一つあるだけで、片付けのハードルはぐっと下がります。
目的別の選び方
収納を整えるとき、「全部きれいに隠したい」と思う気持ちと、「お気に入りのものは見えるところに置きたい」という気持ちが、どこかで同時に存在していることがあります。
どちらが正解ということはなく、隠すべきものと見せたいものを自分なりに仕分けていくことが、心地よい空間をつくる出発点になります。
隠す収納――見えないところを、静かに整える
目に入ると落ち着かないもの、生活感が出やすいもの、来客時に見られたくないもの。
そういったものを「隠す収納」に収めることで、部屋の景色がぐっと落ち着きます。
ただ、隠すことを目的にしすぎると、出し入れが面倒になって結局使いにくくなることも。
取り出しやすさを損なわずに、さりげなく視界から外せることが、隠す収納の理想です。
ポリエステル麻ソフトボックス
リモコン、充電ケーブル、薬、レシートの束。
「とりあえず置いてしまう」ものたちを、まとめてひとつの場所に収めるのに向いています。
フタなしでも中身が見えにくく、棚の中に収めればほぼ視界に入らない。
素材が柔らかいので、棚の寸法にすこし余裕があっても馴染んで収まります。
サイズ違いをいくつか揃えて、「このボックスの中だけ」というルールで運用すると、物量の管理もしやすくなります。
日常的に触れる小物の一時置きとして、リビングにもクローゼットにも使いやすいアイテムです。
トタンボックス
工具、電池、取扱説明書など、必要なときだけ取り出す「使用頻度の低いもの」の収納に。
スチール素材で耐久性があり、重いものや細かいものをまとめて入れても型崩れしません。
フタが閉まるので、棚の上に積んでおいても中身が見えず、ほこりも防げます。無骨な素材感がかえって潔く、「ここに入れておけばいい」という安心感を生んでくれます。
頻繁に開け閉めするものより、「年に数回取り出す」くらいのものの定位置として、クローゼットや納戸で活躍します。
ポリプロピレンファイルボックス(フタつき)
書類、薬の袋、学校からのプリント。
平らなものや縦に立てたいものの隠す収納として、フタつきタイプは特に重宝します。
フタを閉めれば中身が完全に見えなくなり、棚に並べたとき全体がすっきりした印象に。
ラベルを貼って中身を明示しておくと、隠しながらも迷わず取り出せる状態を保てます。
シェルフに横並びで収めると、書類棚としてもリビング収納としても使いやすい。
見た目を整えながら、中身はざっくり管理できるバランスが、長く続けやすい理由です。
見せる収納――暮らしの景色をつくる
好きな器、よく使う本、季節のグリーン。「見えていてもいい」どころか、「見えていてほしい」ものを意識して飾るように収めることで、部屋が暮らしの延長線上の空間になっていきます。
見せる収納で大切なのは、出しておくものを絞ること。
全部を見せようとすると、それはただの「置きっぱなし」になってしまいます。
スタッキングシェルフ
見せる収納の基点として、部屋の中で存在感を持ちながらも主張しすぎない棚です。
オーク材や無垢材の素材感が、置くものの色や形を引き立ててくれます。
本、植物、器、小さな置物。棚の中に余白を意識しながら配置することで、「整えられた生活感」が生まれます。
全部を埋めない、8割程度の量に収めておくくらいが、見た目のバランスをちょうどよく保つコツです。
買い足してサイズを広げられるので、暮らしの変化に合わせてゆっくり育てていける収納家具でもあります。
重なるラタン長方形バスケット
ブランケット、季節の小物、よく読む雑誌。
ざっくり入れるだけで絵になるのが、ラタンバスケットの良さです。
素材の温もりが部屋に柔らかさを加えてくれて、中に何が入っていても「整った見せ方」になります。
棚の上に置いても、床に直接置いても様になる。完全に隠すわけではないけれど、中身がはっきり見えるわけでもない。
その「ほどよい曖昧さ」が、見せる収納としての使い勝手のよさにつながっています。
木製収納シリーズ
文房具、アクセサリー、お茶のセット。
木の質感は、日用品をそのまま置いていても暮らしの道具として見せてくれる素材感があります。
棚の上やデスクの上に出しておくことで、「しまい込まない収納」が成立します。
引き出しつきのものは、見せながら中身を少し隠せる二層構造で、見せる収納と隠す収納のちょうど中間のような使い方ができます。
隠すと見せるは、対立するものではありません。
毎日触れるものは取り出しやすく見えるところに、視界に入ると落ち着かないものはそっと収める。
そのバランスをゆるやかに考えていくことが、Coconが大切にする「ほどよく整った暮らし」の景色をつくっていきます。
失敗しない選び方の3つのコツ
無印の収納アイテムは種類が豊富なぶん、何となく選んでしまうと「思ったよりサイズが合わなかった」「素材がイメージと違った」ということが起きやすい。
買う前に少し立ち止まって確認しておくことで、選び直す手間もなく、長く使えるものと出会いやすくなります。
1. まずはサイズを測る
収納アイテム選びで最初にすることは、置く場所のサイズを測ること。
これだけで、選択肢がぐっと絞られます。
メジャーで棚の幅・奥行き・高さを測り、数字を紙にメモしてから店頭やオンラインで探すと、「なんとなく合いそう」という感覚任せの選び方を避けられます。
無印のアイテムはシリーズ内でサイズ展開が細かく、数センチ違いのバリエーションがあることも多い。
メモがあれば、その場で迷わず判断できます。
棚の内寸だけでなく、引き出しの奥行きや扉を開けたときのスペースも忘れずに確認しておくと、より確実です。
2. 素材は用途で選ぶ
見た目の好みだけで選ぶと、使い勝手が合わないことがあります。
ポリプロピレンは水気や汚れに強く、キッチンや洗面所など水まわりの収納に向いています。
ラタンや木製は温もりのある素材感でリビングや見せる収納に映えますが、湿気の多い場所には不向きです。
ポリエステル麻のソフトボックスは軽くて柔らかく、クローゼットや棚上の布もの収納に使いやすい。
それぞれの素材が得意とする場所と用途を大まかに把握しておくと、買ってから「なんか違う」と感じることが少なくなります。
置く場所の環境と、何を入れるかをセットで考えることが、素材選びの基本です。
3. 組み合わせの統一感を意識する
収納アイテムの色や形がばらばらだと、中身を整えても部屋が落ち着かない印象になることがあります。
無印の収納を選ぶときは、できるだけ同じシリーズや素材感で揃えることを意識するだけで、空間としての統一感が生まれます。
一度に全部を揃える必要はなく、少しずつ買い足していくうちに自然とまとまっていくのが無印らしい使い方です。
特にスタッキングシェルフやポリプロピレンシリーズは、長年ラインナップが変わりにくいので、数年後に追加購入しても景色が乱れにくい。
「揃えることへの安心感」も、無印を選ぶ理由のひとつになっています。
サイズ、素材、統一感。この3つを軸に選んでいくと、収納選びが少しずつ迷わなくなっていきます。
完璧に整えようとしなくても、ひとつひとつの選択が積み重なって、ほどよく整った暮らしになっていきます。
よくある失敗と回避法
収納を整えようと思い立ったとき、気持ちが先走って「まずは買ってみよう」と動いてしまうことがあります。
でも、少し立ち止まって確認しておくだけで、よくある失敗のほとんどは避けられます。
サイズを測らずに買って、入らなかった
「このくらいかな」という目測で選んで、棚に入らなかった。
収納アイテムでいちばん多い失敗です。
買いに行く前にメジャーで測り、幅・奥行き・高さの3つをメモしておくだけで、このミスはほぼ防げます。
数センチの差が、合う・合わないを分けることも少なくありません。
一度に揃えようとして、予算オーバーになった
「この機会に全部まとめて」と意気込んで、気づけば想定以上の金額になっていた。
無印の定番品は廃番になりにくいので、急いで一気に揃える必要はありません。
まず一箇所だけ、気になる場所から始めるくらいのペースが長続きします。
素材選びを誤り、使いにくかった
見た目が好きでラタンを選んだけれど、キッチンで使ったら汚れが落ちにくかった。
水まわりにはポリプロピレン、リビングや見せる収納にはラタンや木製、布ものにはソフトボックス。
置く場所と用途を基準に素材を選ぶと、見た目と機能が両立しやすくなります。
詰め込みすぎて、かえって取り出しにくくなった
せっかく収納を整えたのに、ぎゅうぎゅうに詰めたら以前より使いにくくなった。
収納の中は8割程度に抑えておくのが目安です。
余白があることで取り出しやすくなり、新しく増えたものの居場所も生まれます。
失敗したとしても、それは「自分の暮らしに何が合うか」を知るための一歩でもあります。
少しずつ揃えて、少しずつ整えていけば、気づいたときには心地よい場所になっています。
まとめ:無印収納で始める、ほどよい暮らし
玄関からリビング、キッチン、クローゼット、洗面所まで。
場所ごとの収納の考え方と、隠す・見せるという目的別の選び方を、ひと通り見てきました。
大切なのは、全部を一度に揃えようとしないこと。
気になった場所から、ひとつのアイテムから、ゆっくり始めれば十分です。
暮らしは一日では変わらないけれど、小さな整えが積み重なると、いつの間にか毎朝の気分が少し軽くなっている。
そういうものだと思います。
もし今日できることがあるとしたら、まず一箇所だけ、メジャーで測ってみること。
それだけでも、最初の一歩になります。
収納をもう少し掘り下げたい方には、6畳1Kでもできる、賢い収納アイデア5選や、プチプラで整えたい方には100均で叶える、小物収納の工夫7選もあわせて読んでみてください。
衣類収納が気になる方はクローゼットが2倍使える、ハンガー収納術6つ、キッチンをもっと整えたい方はキッチンの引き出し収納、無印で叶える整理術が参考になるかもしれません。
ほどよく整った暮らしは、完成するものではなく、続けていくものです。
