防災グッズ収納にセリアのかご|玄関とリビングに置く、見せられる備え

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セリアで揃える防災グッズ|暮らしになじむ、見せられる備え

防災グッズを買い揃えたあと、それをどこに置いていますか。

押入れの奥。
クローゼットの上段。
ベッドの下の、いちばん奥。

多くのご家庭で、防災用品は「見えない場所」に収められています。

その気持ちは、とてもよくわかります。
無骨なデザインのものが多く、部屋に置いておくと、どうしても浮いてしまう。
生活感が出るくらいなら、しまっておきたい。
そう思うのは自然なことです。

けれど、しまい込んだ防災グッズには、ひとつだけ弱点があります。

いざというときに、すぐ取り出せないこと。
そして、しまったまま何年も経ち、中身が古くなっていることに気づけないこと。

セリアで選ぶかごや詰め替えボトルを使って、防災グッズを「隠さなくていい状態」に整える方法があります。

セリアの売り場で見るのは、色みを抑えた、ロゴや柄の少ないものです。
そうしたものを使うと、備えを部屋に置いたままでも、暮らしの景色を邪魔しません。

しまい込まずに、暮らしのなかに置いておく。

目次

防災グッズは、しまい込むと使えない

防災用品を「見えない場所」に収めることには、いくつかの問題があります。

ひとつめは、すぐに取り出せないこと。

地震のあと、暗い部屋の中で、押入れの奥から重い箱を引っ張り出す。
上段に置いた防災リュックを、揺れる部屋で背伸びして下ろす。

そうした動作は、平常時に想像するより、ずっと難しくなります。

ふたつめは、中身の劣化に気づけないこと。

見えない場所にあるものは、確認する機会そのものが生まれません。

電池が液漏れしていた。
保存食の期限が二年前に切れていた。
モバイルバッテリーが放電しきっていた。

そうしたことに、いざというときになって初めて気づく。
これは、備えがあることよりも、少し心細い状況かもしれません。

みっつめは、家族が場所を知らないこと。

しまい込んだ場所は、たいてい用意した本人しか把握していません。
家族の誰かが留守番をしているときに何かが起きたら、その備えは無いのと同じになってしまいます。

では、どうすればいいのか。

答えはシンプルで、見える場所に置いておくことです。

玄関に、リビングに、廊下の一角に。
日常の視界に入るところへ置いておけば、取り出しやすく、劣化にも気づけて、家族も場所を知っています。

見える場所に置いたうえで、年に一度だけ中身を見直す習慣があると、備えはさらに確かなものになります。
その考え方については、「春のおわりに、防災を見直す日を決めた」でお話ししています。

問題は、ただひとつ。

「見た目が気になる」という一点だけです。

その一点に使えるのが、セリアの収納アイテムです。

玄関に置いておける、セリアの収納アイテム

防災用品を置く場所として、いちばん理にかなっているのが玄関です。

避難するときの出口であり、必ず通る場所であり、家族全員が毎日目にする場所。
備えを置く場所として、玄関は条件がそろっています。

けれど玄関は、来客の目に最初に触れる場所でもあります。
だからこそ、置くものの見た目には、少し気を配りたくなります。

入れものを変えれば、見た目の気がかりは小さくなります。

かご・バスケット類

セリアでまず見たいのは、ラタン風のかごか、白や生成りの布製のバスケットです。
どちらも見当たらなければ、ふたのない、中身が上から見えるかごで足ります。

素材はプラスチックでも、編み目の表情があるものを選べば、ぐっと自然な印象になります。
中に懐中電灯や軍手、スリッパを入れて、シューズボックスの上に置いておく。

それだけで、防災用品は「玄関の小物入れ」の顔をしてくれます。

ふた付きの収納ボックス

中身を見せたくないものには、ふた付きのボックスが向いています。

白や生成りのシンプルなものを選び、シューズボックスの中や、玄関の隅に。
ふたがあれば、中身がほこりをかぶりません。

ワイヤーバスケット

マットな黒や白のワイヤーバスケットは、中身がほどよく見えるのが利点です。

何が入っているかひと目でわかるので、期限のあるものを入れておくと、確認の習慣が生まれます。

置き方でひとつ意識したいのは、「防災用品のコーナー」を作らないことです。

かごを三つも四つも並べて一角を占領すると、そこだけが「備蓄置き場」として浮いてしまいます。

ひとつのかごに、必要なものをまとめる。
玄関に置くのは、そのひとつだけ。

そのくらいの分量が、暮らしの景色になじむちょうどよさです。

見た目を整える ―― 白と木目でそろえる

見た目を整える ―― 白と木目でそろえる
見た目を整える ―― 白と木目でそろえる

セリアのアイテムを使ううえで、いちばん効果が大きいのが「色をそろえる」ことです。

防災用品が生活感を放つ最大の理由は、実は形ではなく、色にあります。

赤いパッケージ、蛍光色のロゴ、大きな文字。
防災用品は「目立つこと」を目的に作られているものが多く、そのままでは、どうしても部屋から浮いてしまいます。

そこで取り入れたいのが、次の三つの工夫です。

ひとつめは、詰め替えること。

セリアで白い詰め替えボトルか、無地の小分けケースを探して、そこへ移す。

ウェットティッシュを白いケースに入れ替える。
絆創膏は、無地の小さなケースにまとめる。
常備薬は、飲み方と使用期限が書かれた箱ごと、ふた付きのボックスへ入れる。

パッケージの色が消えるだけで、印象は驚くほど変わります。

ふたつめは、隠すこと。

詰め替えられないものには、上から布を一枚かける方法があります。

向くのは、生成りやグレーの無地の布か、リネン風のランチョンマットです。
セリアになくても、家にある柄のない手ぬぐいが代わりになります。
かごの上にふわりとかけるだけで、中身の色が視界から消えます。

みっつめは、ラベルを貼ること。

隠したり詰め替えたりすると、今度は中身がわからなくなります。

そこで、無地のラベルシールを一枚貼ります。
セリアで選ぶときは、白か生成りのものを。
見当たらなければ、マスキングテープに直接書くだけでも足ります。

白地に黒文字、あるいはクラフト紙にシンプルな書体。
手書きなら、鉛筆や細いペンで、控えめな大きさで。

派手なラベルは避けて、部屋の色調に沿った控えめなものを選ぶと、それ自体がインテリアの一部になります。

そろえる色は、白・生成り・木目・グレーのいずれかに絞るのがおすすめです。

セリアで探すときも、この4色に絞っておくと、選んだものどうしに統一感が出ます。

色がそろうと、不思議なもので、置いてあるものが「防災用品」に見えなくなります。

見えるのは、整った収納のある玄関の景色だけ。

備えは、そこに確かにあるのに、暮らしを邪魔しない。

その状態が、備えを暮らしに「なじませる」ということです。

かごの中身は100円ショップで、非常食は別に用意する

ホイッスル、軍手、アルミ保温シートのような小物は、100円ショップで探せます。
何をいくつ買えばいいか。
100円ショップでは足りないものは何か。
この2つは「100均で揃える、最低限の防災グッズ8選」にまとめています。
買う前にひと通り目を通しておくと、かごに入れるものが決まります。

店頭で選ぶときは、パッケージの色も見ておきます。

同じ品目でも、商品によって包装のデザインは違います。
白やクラフト調のものを選んでおくと、かごに入れたまま置いても色が浮きにくくなります。

かごの中身より後回しになりやすいのが、非常食です。

日持ちのするお菓子なら、100円ショップでも見つかります。
ただ、3日分の食事をこれだけで組み立てるのは無理があります。
水かお湯だけで戻せて、1食として数えられるものが、別に要ります。

主食を用意するなら、水かお湯を注いで戻すアルファ米が扱いやすい形です。
直射日光と高温多湿を避けた常温で保存でき、1食分がそのまま1袋になっています。
味の違うものが入ったセットを選ぶと、家族で一度食べてみて、好みを確かめておけます。
アレルギーのある方がいるご家庭では、原材料表示もあわせて確認してください。

一度食べてみる、というのが大事なところです。
口に合わないものを3日分そろえても、いざというときに手が伸びにくくなります。

リビングになじむ、日常使いできる備え

リビングになじむ、日常使いできる備え
リビングになじむ、日常使いできる備え

玄関の次に考えたいのが、リビングです。

家族が長く過ごす場所であり、地震が起きたときに居合わせる可能性がいちばん高い場所。
ここにも、いくつか備えを置いておきたいところです。

ただ、リビングは家の中でもっとも「見られる」空間です。
玄関以上に、置くものの見た目には気を配りたくなります。

そこで考えたいのが、普段から使えるものを選ぶという視点です。

備えとしてしまっておくのではなく、日常の道具として使いながら、いざというときにも役立つもの。

たとえば、

LEDキャンドルとホルダー

ホルダーは、ガラスかアルミの、飾りの少ないものを選びます。
合わせるLEDキャンドルの直径を先に測っておくと、セリアの売り場で迷いません。

普段は夜のくつろぎ時間に、火を使わないLEDキャンドルを灯す。
地震のあとの停電では、火のついたろうそくは使いません。
余震で倒れると、燃え移るおそれがあるからです。
飾っておけるものなので、棚の上に置いたままにできます。

モバイルバッテリー用のトレー

充電ケーブルとモバイルバッテリーを、小さな木製トレーやかごにまとめておく。

普段の充電ステーションとして使いながら、そのまま持ち出せる状態にしておけます。

トレーはセリアで探します。
バッテリーとケーブルが一緒に載る大きさなら十分です。
中に置くバッテリー本体だけは、容量とポートの数で選びます。

容量は10,000mAh前後で、スマートフォン1〜2回分が目安です。
ポートが2つあれば、家族で同時に充電できます。
重さは200g前後までにしておくと、そのまま持ち出すときの負担が変わります。

このトレーで普段から充電していれば、残量が空のまましまい込まれることを防げます。
「日常使いできる備え」というのは、こういう状態のことです。
置き場所は、直射日光の当たる窓辺や暖房のそばを避けてください。

ブランケットとかご

大きめのかごに、ブランケットや厚手のストールをたたんで入れておく。

普段はソファまわりの実用品として、寒い時期の停電では体温を守るものとして。

ウェットティッシュのケース

白いふた付きケースに入れておけば、テーブルに置いたままでも生活感が出ません。

断水時には、そのまま手拭きとして使えます。

こうした「兼ねるもの」を選んでいくと、防災用品を特別に増やさなくても、備えは自然と厚くなっていきます。

普段使いのものは、使っているうちに入れ替わります。
使えば減り、減れば買い足す。

食料を回しながら備える「ローリングストック、無理なく続く5つのコツ」と、同じ仕組みが道具にも当てはまります。

備えのために暮らしを変えるのではなく、いまの暮らしのなかに、備えを溶け込ませていく。

そのほうが、ずっと長く続けられます。

備えは、隠さなくていい

かごにまとめて、色をそろえて、詰め替えて、ラベルを貼る。
日常でも使えるものを選んで、リビングに置いておく。

そうやって整えていくと、あるとき、ふと気づくことがあります。

備えを隠したいと思っていたのは、自分だけだったのかもしれない、と。

防災用品を人目から遠ざけたくなるのは、どこかで「大げさに見られたくない」という気持ちがあるからかもしれません。

心配しすぎだと思われないだろうか。
神経質な人だと見られないだろうか。

そんな遠慮が、備えを押入れの奥へと押しやってきた面も、少しはあるように思います。

けれど、家族の暮らしを想って何かを用意しておくことは、決して大げさなことではありません。

冬に備えて毛布を出しておくように。
雨の日に備えて傘を玄関に置いておくように。

備えるという行為は、本来とても日常的なものです。

玄関のかごに懐中電灯が入っている。
リビングの棚にLEDキャンドルが置いてある。

その光景は、心配性の証ではなく、家族を想っている暮らしの形なのだと思います。

だから、備えは隠さなくていい。

見えるところに置いてあることは、暮らしの安心が、ちゃんと形になっているということですから。

おわりに

セリアで選んだかごとふた付きボックスがあれば、防災グッズは玄関とリビングに置いたままにできます。

玄関のかごにまとめる、白と木目で色をそろえる、詰め替えてラベルを貼る、日常でも使えるものを選ぶ。

置き方を変えるのに、特別な道具は要りません。

まずは、かごをひとつ買ってみる。
そこに、家にある防災用品をまとめて入れて、玄関に置いてみる。

それだけで、押入れの奥にあった備えが、暮らしのなかに戻ってきます。

備えは、しまい込むものではなく、そばに置いておくもの。

そんなふうに考えられるようになると、防災はぐっと身近なものに変わっていきます。

ゆるやかに、ご家庭の暮らしに合わせて。
無理のない形で、少しずつ整えていけば十分です。

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この記事を書いた人

都心近郊のマンションで、在宅ワーク中心に暮らしています。
震災やコロナ禍をきっかけに、暮らしと備えを見直す日々をCoconに綴っています。
完璧を目指さず、ほどよく整えて、ゆるやかに守る。
そんな小さな工夫を、ゆっくり書いていく予定です。

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